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健康コラム⑨なぜカルシウム摂取は不足しがちなのですか?

健康コラム⑨なぜカルシウム摂取は不足しがちなのですか?

記事の分類
健康コラム
話題の成分
お悩み
公開日
2020/02/04
最終更新日
2020/04/27

カルシウムと関連の栄養素について、毎月お話しをさせて頂きます。
第9回はなぜカルシウム摂取は不足しがちなのですか?です。

骨におけるカルシウムの役割

  1. 成長期にはカルシウムを
  2. 牛乳のカルシウムは吸収率が高い

日本人のカルシウム摂取は不足していることをお話しましたが、
もう少し詳しく見ると、平成29年度国民健康栄養調査によると、
カルシウム摂取量は、7~14歳で1日673mgですが、15~19歳で495mg、20~29歳で495mgと減少しています。

将来のために丈夫な骨を作っておくべき時期に困ったことです。

7~14歳でのカルシウム摂取量が比較的多いのは、
おそらく学校給食で牛乳が提供されるためだと考えられます。

牛乳200mLで約200mgのカルシウムが供給され、
小魚や野菜のカルシウムに比べて、牛乳のカルシウムは吸収率が高いです。

給食に和食を取り入れるのは良いのですが、和食に合わないからと、
給食から牛乳を外す動きが一部にあり、骨の健康を考えると気になる話です。


コラム執筆

田中 清先生

神戸学院大学栄養学部教授、医師、医学博士。
日本骨粗鬆症学会や日本ビタミン学会など数々の学会でご活躍中。


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