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熱中症の予防に「塩麦茶」がおすすめ!

熱中症の予防に「塩麦茶」がおすすめ!

記事の分類
健康コラム
公開日
2019/06/03
最終更新日
2020/05/11

暑い夏になると増えて来るのが「熱中症」です。
熱中症というと炎天下の屋外での活動などで起こるものというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、室内や夜間に起こるケースも少なくありません。

小さなお子さんや高齢の方には特に注意が必要ですが、健康な大人でも、体調や環境によっては熱中症になる可能性は十分あります。重症になると命に関わることも!

正しい知識を持って、熱中症予防を心がけることが大切です。

熱中症ってどんな病気?

熱中症は、夏の高温多湿な環境で起こるさまざまな健康障害の総称です。

汗をかいて体内の水分や塩分(ナトリウムなど)が失われ不足することなどが原因となって身体のバランスが崩れ、体温調節がうまくできなくなると体内にどんどん熱がこもってしまいます。

これによって、だるさや頭痛、吐き気、めまいなどが起こったり、さらには失神、けいれん、意識障害など深刻な症状が現れたりします。

熱中症を予防するには

熱中症は、身体が暑さにうまく対応できないことで起こります。
予防のためには、暑さを上手に避けることが大切です。

夏の炎天下での活動はなるべく控えるようにして、外出時には涼しい服装や日傘、帽子などを使用するようにしたいですね。

屋内でも注意が必要です。エアコンの冷風を嫌う方もいらっしゃいますが、気密性の高いマンションなどでエアコンを使用しない場合、熱中症のリスクが高まります。直接冷風が当たらないように調節するなどして、室温が高くなりすぎないようにしましょう。

そして、汗をかくことで水分や塩分が失われるので、こまめな水分・塩分補給も忘れてはいけません。

熱中症の予防に塩麦茶がおすすめ

「汗はしょっぱいもの」という印象があると思います。
これは、汗に塩分(ナトリウム)が含まれているから。
汗をかくと、体内から水分だけではなくナトリウムも失われているのです。

私たちの血液には、およそ0.9%のナトリウムが含まれています。
汗をかいた後に水だけをたくさん飲むと、血液中のナトリウム濃度が薄まってしまいます。
せっかく水を飲んでも、この濃度をもとに戻そうとする働きが起こり、水分が尿として排出されてしまうのです。これでは失われた水分を補給することができず、熱中症の原因となってしまいます。

熱中症を予防するためには、水分だけではなく塩分も補給するのが大切です。これにはスポーツドリンクなども良いのですが、スポーツドリンクの飲み過ぎは糖分の摂り過ぎなど、別の問題を引きおこす場合もあります。
そこでおすすめなのが、麦茶に塩を加えた「塩麦茶」です。

緑茶や紅茶などカフェインを含むお茶には利尿作用があるため、水分補給に不向き。カフェインを含まない麦茶は、水分補給に適した飲み物です。
その麦茶に少しの塩を加えることで、水分と塩分を一緒に摂ることができて、効果的な熱中症対策となります。
加える量は、コップ一杯の麦茶に塩ひとつまみ程度で良いでしょう。

暑い夏は、目に見えて汗をかく時以外にも、じわじわと体内の水分が失われやすい季節です。こまめな水分&塩分補給で熱中症予防を心がけましょう。


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