目次
頬やフェイスラインがたるんできたと感じたことはありませんか?
年齢を重ねると、シミやしわとともに、多くの女性が“肌のたるみ”に悩んでいます。
また、老けた印象をもたらす頑固な“ほうれい線”もとても気になりますよね。
今回は、多くの女性が悩む、「たるみ」「ほうれい線」ができてしまう原因と、その悩みを解消するアドバイスのお話です。
<もくじ>
- 肌のたるみの原因は?
- 実は「ほうれい線」も“たるみ”が原因だった!?
- “見た目年齢”は「頬」で決まる!
- 肌のハリ・弾力を高めたいなら“プロテオグリカン”
- プロテオグリカンの3つの美容機能
- しわの改善にもプロテオグリカン
- さらにターンオーバーを整えるEGF様作用
肌のたるみの原因は?
老けた印象をもたらす、肌のたるみの原因は、大きく分けて5つあります。
それぞれの原因について知っていきましょう。
(1)肌のコラーゲンが減る
肌自身の弾力やハリは、真皮のコラーゲンやエラスチンという成分が支えています。
年齢とともに肌のコラーゲンを作り出す機能は弱まり、古く劣化したコラーゲンは置き換わらないままになり、真皮はスカスカとなり、肌の弾力も失われてしまいます。
だから肌の内側から、肌自身のコラーゲンの産生を増やすことが大切なポイントです。
(2)肌が新しく生まれ変わらない!ターンオーバーの低下
肌は一定のサイクルで新しく生まれ変わることができます。
この肌の新陳代謝を「ターンオーバー」といいます。
表皮の一番下にある基底層で、新しい皮膚細胞が生まれ、下から上の層へ押し上げられ、表面の肌へと成長し、最後には垢や古い角質となって剥がれ落ちます。
約6週間かけて、新しい細胞と入れ替わるのですが、この肌の新陳代謝であるターンオーバーも、加齢とともに、遅く時間がかかるようになります。
そのことにより、古い角質が肌に残り、厚くなり、重力の影響で下がりやすく、たるみ、くすんだ肌の原因になるのです。
だから、肌が新しく生まれ変わるターンオーバーを整えることがとても大切なポイントです。
(3)顔の筋力が低下する
年齢とともに筋力が衰えるように、顔の筋力も同じように衰えてしまいます。
皮膚と皮下組織の下には表情筋という筋肉があり、加齢や、日常的な表情癖、しっかり使われないと衰えてしまいます。
表情筋は、皮膚と直接つながっている筋肉で、肌の土台となっているため、衰えると、皮膚や皮下脂肪を支える力がなくなり、重力に負けてたるみにつながってしまうのです。
口角が下がってきた?と感じたことがあるなら、顔の筋力が衰えてきているのかもしれません。表情筋をしっかり使って、衰えないようにすることが大切なポイントです。
(4)紫外線から受ける肌ダメージ
紫外線はシミの原因になるだけではなく、しわなどの発生にも大きく関係しています。
特に紫外線の中でも波長の長いUVA波は、真皮まで届き、肌の弾力の土台となっているコラーゲンなどを破壊してしまいます。
UVA波は雲や窓ガラスを通り抜けやすいという性質を持っているので、くもりの日も、日当たりの良い家の中でも紫外線対策が必要です。
(5)乾燥による肌ダメージ
肌の乾燥は、様々な肌ダメージの原因となります。
乾燥すると肌のバリア機能が低下し、外部からの刺激に無防備な状態になります。
また肌が新しく生まれ変わるターンオーバーも乱れるため、さらに肌悩みを加速させてしまうのです。
乾燥した肌は、カサカサで干からび、肌の弾力も低下してしまいます。
すべての肌にとって、乾燥は大敵です。
水分をしっかり抱え込み逃さない肌を作ることが大切なポイントです。
実は「ほうれい線」も“たるみ”が原因だった!?
老けて見える原因となる「ほうれい線」を“しわ”だと思っている方も多いかもしれません。
実はなんと、ほうれい線の正体、“たるみ”だったのです!!
しわは、重力とは関係なく肌に刻まれ、ずっとそこにいます。
しかし、ほうれい線は、頬が下がって現れる線のため、重力によってたるんでいる状態なのです。
仰向けに寝て重力がかからない状態では、ほうれい線は見えなくなるのです。
ほうれい線を「たるみ」として認識すると、その解決方法も変わってくるはず。
肌自身の弾力を取り戻して、たるまない、ピンと上を向いた肌を手に入れましょう。
“見た目年齢”は「頬」で決まる!
人は、肌のたるみや、ほうれい線があると、老けた印象になります。
同じ年齢でも実年齢よりも若く見える人や、年相応の美しさをキープしている人もいます。
実際の年齢は若返らないけれど、見た目年齢は若返ることができます。
見た目年齢は、外見や、仕草、雰囲気などから受ける印象から推定した年齢ですが、見た目年齢を判断する際に、人は「頬」をよく見ているという研究結果があります。
頬は「たるみ」や「ほうれい線」が現れやすい部位です。
また自分の顔を鏡でチェックする時、たいていは正面で見ますよね。
しかし、他人からは、正面とは限らず、横から見られる機会が意外と多いのです。
そして、頬のたるみや、ほうれい線は、正面からより、斜め横から見る方がより目立ってしまうのです。
正面だけでなく、いろいろな角度で自分の顔をチェックし、見た目年齢に大きな影響を与える、頬のたるみをしっかりケアしていきましょう。
肌のハリ・弾力を高めたいなら“プロテオグリカン”
たるみやほうれい線は、肌が弾力を失うことが大きな原因の一つです。
この肌の弾力は年齢とともに低下するため、何もしないでおくと、どんどん肌悩みが増えるのも仕方がないことです。
なので、肌の弾力を維持するためにも、足りなくなったものを、しっかり補うことが大切です。
そこで、今、美肌効果が期待され、注目されているのが“プロテオグリカン”という成分です。
“プロテオグリカン”を摂取することで、肌自身の弾力性を高める美肌効果が確認されているのです。
プロテオグリカンの3つの美容機能
プロテオグリカンは、人の生体内にもともと存在する成分で、皮膚にはもちろん、関節軟骨や眼に多くあります。
肌ではコラーゲンやヒアルロン酸とともに、細胞と細胞の間に存在しており、肌の弾力やハリ、柔軟性を維持する上で欠かせない成分です。
そんなプロテオグリカンは、実は、肌のハリ・弾力に不可欠な“3つの力”を持っているのです。
1.肌のⅠ型コラーゲンの合成・生成を促進
コラーゲンは肌の弾力を保つために不可欠ですが、年齢とともに減少してしまいます。
肌の真皮の約7割がコラーゲンで構成され、そのコラーゲンのほとんどがⅠ型コラーゲンです。
プロテオグリカンは、この肌自身の弾力を保つために不可欠な、Ⅰ型コラーゲンの体内での合成・生成を促進させる力が確認されています。
2.肌のヒアルロン酸の産生を促進
ヒアルロン酸もコラーゲンとともに肌に多く存在し、肌に潤いと弾力を与える大切な成分です。
しかし、ヒアルロン酸も年を重ねるとともに減少してしまいます。
プロテオグリカンは、このヒアルロン酸の体内における合成・生成を促進させることが確認されています。
3.ヒアルロン酸よりも高い保水力
さらに、プロテオグリカンは、ヒアルロン酸より優れた保水力があります。
ヒアルロン酸は、1gで6Lの水分を保持することで有名ですが、そのヒアルロン酸よりも高い保水力があるのがプロテオグリカンなのです。
肌の中に、水分を抱え込み逃さないことはとても大切です。
水分がないスカスカの乾燥状態だと、肌は弾力性を失い、かつ、肌の機能自体も低下してしまいます。
肌がしっかり水を抱えることは、みずみずしくツヤのある肌に欠かせません。
しわの改善にもプロテオグリカン
たるみやほうれい線などの原因となる肌弾力を高める効果がプロテオグリカンにはありますが、加齢とともに気になる、しわにも効果が期待できます。
しわができる原因は、大きく3つあり、それぞれに対してプロテオグリカンは美肌効果が期待できるのです。
乾燥による“しわ”
目元などの乾燥しやすい部位によくでき、そのまま乾燥小じわを放置することで、しわの数が増え、さらに大きなしわになっていきます。
<プロテオグリカンの効果>
プロテオグリカンは、ヒアルロン酸よりも高い保水力があり、肌に水分を抱え込み逃がしません。
摂取することで、肌の内側からたっぷり潤わせる効果が期待できます。
紫外線による“しわ”
紫外線などにより真皮のコラーゲンなどがダメージを受け、減少することなどによって起こる“しわ”です。
<プロテオグリカンの効果>
プロテオグリカンは、摂取することにより、体内のコラーゲンの合成・生成を促進する働きがあり、紫外線ダメージを受けた肌内部のコラーゲンをサポートします。
表情による“しわ”
眉間のしわや、笑いじわのように、表情による“肌の折りたたみからくる“しわ”です。
若いハリのある肌では、肌の弾力により元に戻りますが、加齢などにより弾力を失った肌は柔軟性が低いため、跡がしわとなって残ってしまいます。
<プロテオグリカンの効果>
プロテオグリカンを摂取することで、肌自身の弾力性を高める効果が確認され、たるみなどを改善する効果が期待できます。
さらにターンオーバーを整えるEGF様作用
実は、プロテオグリカンには、さらにもうひとつ大きな美肌作用があります。
それは「EGF様作用」と言い、肌の細胞を成長させて増やすEGFという因子に似た働きをする機能があるのです。
このEGFは肌が新しく生まれ変わるターンオーバーを正常に整える役割をしていますが、年齢とともに減少します。
EGFが減ると、ターンオーバーが遅れ、古い肌が蓄積し、頬のたるみや、くすみなどの肌老化に直結するのです。
プロテオグリカンには美肌とって重要な、肌が新しく生まれ変わるペースを整えるなど、EGFに似た働きをする力があるのです。
いかがでしたでしょうか。
プロテオグリカンは美容業界では期待の大きな、注目の成分です。
加齢とともに減少してしまう体内のコラーゲンや、ヒアルロン酸の産生を促進する機能があり、かつ、ヒアルロン酸よりも高い保水力があるのです。
肌自身がハリ・弾力を維持するためには欠かせないキー成分ですね。
プロテオグリカンは生体内に存在する成分ですが、年齢とともに減るため、しっかり摂取して、補っていきましょう。
見た目年齢を左右する、頬のたるみ、ほうれい線、しわなど気になる方が、みずみずしく、ツヤのある肌を目指していけますように。
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