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喫煙が骨粗しょう症に繋がるワケ

喫煙が骨粗しょう症に繋がるワケ

記事の分類
健康コラム
お悩み
公開日
2019/06/03
最終更新日
2020/05/11

喫煙することで肺がんや狭心症、心筋梗塞などさまざまな病気になるリスクが高まります。
骨粗しょう症もその中の1つです。骨折が重なって寝たきりになってしまったり、日常生活に支障をきたすことに繋がってしまうこともある病気です。

骨粗しょう症とは、骨が構造的にもろくなって、骨折しやすくなる病気です。
健康な人の骨は密度が高くて丈夫なのに比べ、骨粗しょう症の人の骨はスカスカでもろくなっています。

ここではタバコに重点を置いて、骨粗しょう症とタバコの関係についてお伝えします。

そもそも骨粗しょう症とは? 骨粗しょう症になるとどうなる?

骨がもろくなってしまうと、当然のことながら骨折しやすくなります。 骨粗しょう症になり背骨がもろくなると体の重みでつぶれてしまい、骨が変形して「圧迫骨折」を起こして姿勢が悪くなってしまいます。また、太ももの付け根などを骨折してしまうと最悪寝たきりになってしまう場合があるなど、骨粗しょう症は日常生活に支障をきたす可能性がある病気です。

このような骨粗しょう症の原因になるのは「遺伝や体質」「食事バランスの乱れ」「喫煙や過度の飲酒」などがあります。
もし食事をバランスよく摂っていても、喫煙や過度な飲酒をしていると骨粗しょう症になる可能性が高くなるので注意しましょう。

タバコが与える骨への影響

タバコに含まれるニコチンは全身の血流を悪くします。血流が悪くなってしまうと胃腸の働きが抑えられ、食欲をなくしカルシウムの吸収を妨げてしまいます。また、骨から血液中へのカルシウムの流出を防ぐ、骨を守る大切なホルモン「エストロゲン」の働きを邪魔してしまうのです。そのためタバコを吸っている人は吸っていない人に比べ、骨粗しょう症になりやすい原因を多くもっていることになります。

喫煙は骨折や骨粗しょう症になるリスクを高めるだけでなく、骨折してから治るまでの期間を長引かせてしまうリスクもあります。
ニコチンにより血管が収縮することが原因で、骨折した箇所に流れる血液量が少なくなるためです。治るまでに時間がかかってしまうと、合併症のリスクが高まってしまう場合があるので、骨折中の喫煙は避けた方がいいでしょう。

間違った生活習慣を続けることにより、骨粗しょう症のリスクも高まってしまいます。年齢に限らず、生活習慣の見直しは必須と言えるでしょう。禁煙もそのひとつとして非常に有効な手段ですよ。


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