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骨折の種類はいろいろ! 「〇〇骨折」ってどういう意味?

骨折の種類はいろいろ! 「〇〇骨折」ってどういう意味?

記事の分類
健康コラム
お悩み
|
公開日
2019/06/03
最終更新日
2020/05/11

「転んだ拍子に骨折してしまった!」などということが、身近な人やご自身に起こったことのある方は少なくないと思います。
骨折は「骨が折れる」と書きますが、実際にはポッキリ折れてしまう状態だけが骨折ではありません。骨折にもいろいろな種類があるのです。

今回は、骨折の種類についてお話しします。

「複雑骨折」ってどういう骨折?

「複雑骨折」という言葉を耳にしたことがある方は多いと思います。単に「骨折」と言われるより「複雑骨折」と言われる方が重傷のような印象を受けますよね。
だけど、実のところ複雑骨折とはどのような骨折のことを言うのかご存じないという方も多いのではないでしょうか?

俗に「複雑骨折」と呼ばれるのは、骨だけでなく皮膚も損傷を受けた場合です。つまり、折れた骨が皮膚を突き破って体外に飛び出してしまった状態ですね。現在では「複雑骨折」という呼び方はあまりされず、「開放骨折」と呼ばれます。

一方で、皮膚の損傷がない骨折は、「単純骨折」または「閉鎖骨折」と呼ばれます。

骨にヒビが・・・、これも骨折?

冒頭でポッキリ折れてしまう状態だけが骨折ではないとお伝えしました。
「調べてみたら骨にヒビが入っていた」という話も、割と身近に耳にすることが多いかと思います。
この「骨にヒビが入る」というのも骨折の一種です。

ヒビが入ったり、骨が完全に断絶せず部分的につながっていたりする場合の骨折を「不全骨折」と呼びます。

逆に、骨折によって完全に骨が二つ以上に分かれてしまった場合は「完全骨折」と呼びます。

「剥離骨折」「疲労骨折」って?

ほかにも骨折の種類として「剥離骨折」「疲労骨折」といった言葉を耳にしたことがある方も多いかもしれませんね。これらはどういう骨折のことを指すのでしょうか。

「剥離骨折」は、骨とつながっている腱や靭帯に強い力が加わることで、つながっている部分の骨が剥がれてしまう状態のことを言います。足首や膝、手首などの関節部分に起こることが多い骨折です。

骨折というと、一度大きな力が加わったことで起こることが多いですが、スポーツなどで骨の同じ部分に繰り返し力が加わることで骨にひびが入ったり、完全に骨折してしまったりする場合があります。これを「疲労骨折」と言います。手足に起こりやすく、主にスポーツをする人に見られますが、骨密度が低下した高齢者に起こることもあります。

ご紹介した以外にも、骨折にはいろいろな種類があります。
骨折のリスクを少なくするためにも、栄養バランスの良い食事などを心がけて骨を丈夫にすることを心がけていきたいですね。

 


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